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1996.06.01

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図書紹介「においの化学」

 著) 長谷川香料㈱編 発行)裳華房
現在地球上にはおおよそ200万種類の有機化合物が存在しており、その20%がおのおの異なった匂いを有しているらしいです。つまり、匂いの種類は約40万種類あるいうことになります。この膨大な数の匂いを、我々は普段の日常生活においてどのように感じて受け止めているのでしょうか。
 個人的な生活の場面を切り取って考えてみると、我が家の文化程度が低いためか食生活以外では残念ながら、ほとんど匂いというものを意識の中に捉えた憶えがありません。この匂いを感じ取る「嗅覚」のメカニズムは、今のところ科学では完全に解明されていませんが、本来は食物を探したり、敵味方を早く見分けて身を守ったり、人類が生存していくのに必要不可欠なものであったことは確かでしょう。文明の進歩につれて、人間にはこれら本来の使命がそれほど必要でなくなったので、嗅覚の鋭敏さが退化したと考えられます。しかし、香りの消費量は文化のバロメーターであるといわれている側面から見ると、このつかみどころのない抽象的な『におい』というもので、人間は美しくしとやかに、あるいはセクシーにもなり、また食欲を増し健康的になり、環境を清潔、快適に維持しようとしており、我々現代人ほど匂いに対して貪欲な生き物は、他には見当たらないのではないでしょうか。
  最後に、この本の中で引用されている最も印象的な言葉で、本文を締めくくりましょう。
 『においは想像の感覚である。他の感覚は連想と示唆の力を持っていない。』ジャン・ジャック・ルソー

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