NEWS
お知らせ

TOP/お知らせ

1996.04.01

お知らせ

図書紹介「ゴマの来た道」

 著)小林 貞作 発行)岩波書店
 アフリカ大陸のサバンナ生まれの胡麻が、5千年以上の歳月と1万5千キロ以上の道のりを乗り越え、現在我々日本人の身の回りにあることに壮大な浪漫を感じざるを得ません。この誰も目にでき得ない悠久なる時の流れを、著者の研究成果で謎解きをしながら話は進展していき、ある種の推理小説を読んでいるような感覚で、一気に読み終えてしまいました。
 胡麻について、一つはその期限、伝播、分布、種類などに関する生物学的な分野から、もう一つは、胡麻食文化の分野からそれぞれ話を述べ、なぜ胡麻がこれほどまでに世界中に広まり、積極的に受け入れられてきたのか、その全てを私に教示してくれました。胡麻油がクレオパトラの美貌に寄与していた話、古代文明のミイラを造るために使われていた話、またテレビ番組の「セサミストリート」が生まれた背景など、興味ある挿話にも枚挙の暇がありません。
 世界の極東~日本に伝播して来た胡麻が日本の技術によって品種改良され、また逆の道を辿って胡麻のルーツにあたる発展途上国と呼ばれている国々の、干ばつや飢餓などの社会的な問題を解決しようとしていることで話は結ばれていますが、胡麻という植物が食物としてのみならず、人類の英和を遥かに越えた大きな力で、我々人間に何か語りかけている気がしてなりません。

お問合せ
CONTACT

ご質問・ご不明な点がございましたら
お気軽にお問合せください。
受付時間 8:30~17:00(土・日・祝日は除く)

採用情報
RECRUIT

「自然の息吹を大切に」お客様の求める食品を
一緒に提供しませんか?