波里通信 第2号

1996年1月発行

- 目次 -
・年中行事の中の和菓子とその行事との歴史(第2回) 顧問 故 谷岡 美雄
 3月・4月
・図書紹介コーナー
 きな粉健康法 著)永井 久夫 発行)双葉社
・Let'sCooking
 長崎風味
・食べ物の雑学
 カキの効用

年中行事の中の和菓子とその行事との歴史(第2回)

年中行事の中の和菓子とその行事との歴史(第2回)
 顧問 故 谷岡 美雄

三月 ― 引千切(ひちぎり) ―
3月の引千切は幕末宮中に来客が多く、いちいち餅を丸めている暇がないので、引きちぎった、というのがその名の由来と言われています。(道喜著)昔は、白餅の中ほどをくぼめて山椒味噌を塗ったものですが、餡をのせたいただき餅にちなむこともあり、白餅はすぐ固くなるので、新粉生地で作ると形も整い、日持ちもするので、良いでしょう。新粉生地、草生地を引きちぎり、上に餡やきんとんを乗せたりします。菱餅、引千切がひな祭りの段に飾られます。                                               
四月 ― つなぎ団子 ―
始まりは明治5年の春、祇園千斗町の芸奴、舞奴の都どおりの立礼席で出されるお茶の菓子皿にこの図柄があり、この銘々皿は毎年色が変わるので、集めるのも一つの楽しみです。北野大茶会のとき、北野天神門前の上七軒の茶屋からあぶり餅を献辞、それを喜んだ秀吉からこの紋を給わったとの説もあります(赤井達所著)が、春の団子には面白い話です。色変わりの三つ団子が花見団子になった由来でしょうか。

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図書紹介「きな粉健康法」

著)永井 久夫 発行)双葉社

今からほぼ1000年前、平安時代の中期に、鍼灸博士の丹波康頼が「医心方」という書物を完成させました。これは、わが国に現存する最古の医学書であり、あらゆる病気の予防法や治療法、養成法が収録されています。この「医心方」の中で一貫しているのは「医食同源」の思想であり、これは最近にわかに注目を浴びています。                           
  我々日本人の食生活の中で、病気を予防し、薬となる食べ物として先ず思い浮かぶのが「大豆」です。この大豆の加工食品には、「納豆」、「味噌」、「しょうゆ」、「もろみ」、「豆腐」、「凍豆腐」、「豆乳」、「おから」、「ゆば」、「きな粉」など、枚挙に暇がありません。大豆は肥満や高血圧などの成人病を誘発しやすいコレステロールを含んでいないばかりでなく、ビタミンEやレシチン、繊維質を豊富に含有しています。中でも「きな粉」は、消化吸収がととても良く、古くより幼児からお年寄りにまで幅広く好まれてきました。本書は、「きな粉の歴史」から始まり、「年中行事食の中の大豆健康法」までエピソードを交え、足元にある平凡な食べ物の中にすばらしい薬効があることを、再発見させてくれる良書です。我々日本人の現在の食生活の基本となる『和食』を、今一度考え直すべきであることを痛感させられました。

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レシピ「長崎風味」

材料(4人分)
キャベツ 50g・にんじん 40g・かまぼこ 100g・シーフードミックス 100g
ゆでうどん 1玉・卵 1個・胡麻油 大さじ2・めんつゆ 100ml
日本酒 80ml・水 350~350ml


作り方
1. キャベツ、にんじんは短冊切りにし、かまぼこはあまり厚くせず、細長く切ります。
2. フライパンに油を入れて熱し、キャベツとにんじんを炒めます。しんなりしてきたら、シーフードミックス、かまぼこを入れ、炒めます。
3. (2)に日本酒、水、めんつゆを入れ、一度煮立たせてから、うどんをほぐし入れ、3~5分ほど煮込みます。(めんに少し色がつくまで)
4. 火を止める直前に溶いた卵を入れ、軽くかき混ぜて火を止め、できあがり。

お酒の量はお好みにより調節して下さい。

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食べ物の雑学2

◆カキの効用◆
 カキは秋から冬の間がシーズン。栄養成分は、生カキと牛乳を比較するとたんぱく質は牛乳の3倍、カルシウム1/2倍、リン1.3倍が含まれています。鉄は3倍も含まれており、ビタミンA、B、Cも多くバランスのとれた食品で、海のミルクといわれる食品です。
 カキ料理は、バラエティーに富んでいますが、貧血の人はカキを食べると造血作用が活発となる効果があり、寝汗をかく人にもそれを止める効果があるので、いろいろな料理に取り入れましょう。

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